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BMW 318i マスターバック交換

2017年12月10日

今回の修理は、お客様が「時々ブレーキの効きが悪くなる」というお申し出でご入庫してきました。

試運転をすると確かに、ブレーキの効きが悪くなるときがあります。

各部を点検した結果、マスターバックの不良が原因で、効き不良が起きていると思われます。

まず初めにブレーキタンク、マスターシリンダとABSユニットを外していき、マスターバックを目指していきます。


こちらが、マスターシリンダを外した状態のマスターバックです。
ブレーキペダルを踏むと、マスターバックが大気圧とエンジンの負圧の圧力差を利用して、踏力を倍増させます。

この車はマスターバック内にバキュームポンプからのエンジンオイルが流入し、ゴムシールが劣化した為に機密性が悪くなりブレーキの効き不良が起きたと考えられます。

写真からでもマスターバック内へのエンジンオイルの流入が確認できます。


マスターバックを交換し、取り外した各部品を元通りに組み付け、ブレーキ配管のエア抜き(ブレーキオイル交換)をします。

次に今回の主原因となった、バキュームポンプをNEWパーツと交換します。

試運転の結果、制動不良も無くなり、本来のBMWらしいブレーキフィーリングになりました。

最後にBOSCH診断器(KTS)にてブレーキシステムの点検をし、ブレーキテスターにて制動力を測定し充分な制動力が得られているのを確認し、作業終了です。

カテゴリー:M.I.Cオートサービス名古屋本社, 仕事

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