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987 ケイマンS エンジン異音修理

2017年9月5日

今回はポルシェ ケイマンSのエンジン異音修理です。

まずは音の確認から。
音は「タンタンタン‥‥」といった感じの音です。
音の周期はエンジン回転に比例していて、タペット音に似ています。
左バンクからということは分かったので、点検のためタペットカバーを外してみます。

 


カムシャフトやラッシュアジャスターに異常はありませんでした。

次はプラグを外してシリンダー内部をファイバースコープで点検です。
結果は、シリンダーの壁面が傷だらけです‥
エンジンを分解して修理することになりました。
エンジンを降ろして分解していきます。
ポルシェのエンジンは「エンジンを割る」という表現がぴったりです。


傷だらけのシリンダーです。

おそらく、ピストンが振ってシリンダーに当たり、異音が発生していたのでしょう。
この症状、よくあるみたいです。


シリンダー修理、新品のピストンを付けてエンジンを組み立て。
最終チェックをして作業完了です。




カテゴリー:M.I.Cオートサービス名古屋本社, 仕事

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