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E60 M5 エンジン始動不良

2015年10月20日

E60 M5 エンジン始動不良で入庫しました。

トランスミッションのチェックランプが点灯していたのでテスターで点検してみます。
E60 M5でよくあるSMGのポンプモーターの故障でした。ポンプモーターが故障し油圧が掛からなくなると、コンピューターがエンジンを始動できなくしてしまうので部品の交換が必要になります。

モーターを交換するためにマフラー、プロペラシャフトを外しミッションを少し傾けます。



赤〇の部品がSMGポンプモーターです。
モーターの右にある黒い箱はSMGオイルのタンクです。


交換後はテスターを使いSMGのエア抜きを行います。


エア抜きの作業中はIGオンの状態なのですが、モーター等を作動させているので電源を供給しないとバッテリーが上がってしまいます。
BOSCHのバッテリーチャージャーを使用し電源を供給します。


エア抜き後オイル量を点検して、部品を元通りに取り付け完了です。
無事エンジン始動できましたので試運転、オイル漏れチェックを行い納車しました。

今回の作業は必ずテスターが必要になるので専門工場でないと作業できませんが、ディーラーではポンプモーターのみの交換は行っていないようでかなりの高額修理になってしまうみたいです。

同じ様な症状でお困りの方は是非お問い合わせください。

カテゴリー:M.I.Cオートサービス名古屋本社, 仕事

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