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AUDI A6 エンジン ハンチング

2014年12月2日

アウディーA6  05モデル   走行距離 65000キロ

アイドリング時 一時間に1回から2回ほどエンジンがハンチングするとの事で
修理のご入庫です
症状の確認をしたくアイドリングにて数時間待ちましたが症状は出ず
診断機にてフォルトコードの確認をいたしましたが 異常コードも検出できませんでした
試運転等を何度か繰り返すうちに症状がでました
500rpm~1200rpmの間で見事なハンチングを始めました
再度診断機にてフォルトコードの確認を取りますが 異常コードはありません
診断機の実測値を利用してエンジン各部センサーの作動状態をチェックしましたが
ハンチングを起こすほどの異常な数値は出ていません
バキュームセンサーのPIM電圧異常と電子スロットル作動異常を重点的に
見ましたが、それも異常なほどの数値は示しません
う~  悩みます
視点を変えて再度悩みます。
オルタネーターの充電電圧と充電電流量をチェックしていると
ハンチングを起こしている間だけ充電電流に大きな落ち込みが発生しています
まずはオルタネーターの発電量を制御している モジュールを点検しましたが
正常に制御してます
この状態で充電電流が異常に低下するのはオルタネター本体のICレギュレター
不良だと判断しました
車両側ECUからは発電電流量の増加信号が出されても
オルタネーター自体に問題があり 車両側より要求されるだけの電流が出せないために
エンジンコントロールコンピューターの指示でエンジン回転数を上げてしまい、発電量が要求量に上がると今度はコンピューターが回転を下げる の繰り返しでハンチングをしていました
オルタネーターをリビルト品にて交換して、作業は終了です
試運転の結果も異状はなく 無事に納車出来ました。

 

 

 

 

 

 

 

カテゴリー:M.I.Cオートサービス名古屋本社, 仕事

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